育て方のコツ

小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』#1『土』編

Q:①「家庭菜園の土はどれがいいの?」

パナプラス代表 小竹花絵
パナプラス代表
小竹花絵

ホームセンターや園芸店に行くと、様々な種類の土があります。とくに初心者の方ですと、あまりの種類の多さに悩んでしまう…という方もいるのではないでしょうか?中には「どの土でも構わないのでは?」という方もいらっしゃるかもしれません。

ですが適切な土を使わないと、肝心な野菜が育たない場合があるのです。それは避けたいですよね。そこでどの土を選んだらいいのか、パナプラス代表小竹がお答えいたします。ぜひ購入の際のご参考にされてみてください。

インタビュワーみみずくん

パナプラスの代表小竹が、園芸初心者の方からよく聞かれる質問にお答えしました。

第一弾は【土について】です。

早速なんですが、ズバリどんな土がいいんですか?

んー、よくわかんない(笑)

えー!(笑)

(笑)一応ね、いい土の条件は「赤玉が入っていて、堆肥が入っていて、腐葉土が入っていて、それらのバランスがいいもの」なんですよ。 見極めとしては、土を片手で握って固めたものを、もう片方の指で「つん」と触った時に「サクッ」とほぐれるといいんですね。

そうなんですか。

団粒構造と言って、土には「気相・液相・固相」があって、「空気の相・水の相・鉱物の相」がいいバランスなのがいい土と言われています。 けれど、例えば赤玉土の良さによってそのバランスの割合は変わるんです。土も生き物だから。

「土も生き物」かぁ…。土の良し悪しによって、バランスって変わるんですね。

そう。しかも土には細かいものもあれば粗いものもあって、どちらがいいとか悪いとかではなくて、それは用途で使い分けます。 目の前で見ればプロなら、これはいい土とかわかるんですけどね。

それを私みたいな家庭菜園初心者が見極めるって結構至難の業ですよね。

これは言っていいのかわからないですけど、私としては「直感で」気持ちよさそうなものを選ぶのがいいなって思います。「直感」って結構大事です。触ってみて「この土は気持ちいい!」とかね。逆に「この土はなんか気持ち悪いなぁ、あまり触りたくないなぁ…」とか。

あ!確かに「直感」って大事ですよね。私も土によって触りたいものと、なんとなく触りたくないものが確かにあるので、それはすごくしっくり来ました。

それならよかった(^_^)

あと例えばなんですけど、自分が手にした赤玉土が悪い状態だったとするじゃないですか。そしたらどうしたらいいんですか?

そういう場合は、腐葉土を多めにするとかね。腐葉土は土をふかふかにしてくれるので。私たちもふかふかの布団の方が気持ち良く寝れますもんね!

たしかに!!

私たちの場合は、毎回決まった専門の業者からいくつか土のサンプルを作ってもらって、土のブレンドを決めています。それにね、例えば、土は土地によっても「いい土の条件」って違うんですよ。

土地によって、ですか?

要はさらに下の層がどうなってるかで違って。赤土なのか、砂砂利なのか、とかね。それによって水はけがいいとか、保水力が高いとか色々違ってきますから。だから、土は一番触れたくない話題(笑)

(笑)

でも土が一番大事なんだよね。とは言え、初心者の方には難しいと思うので、まずはホームセンターや園芸店で売っている野菜用の土を買ってみてください(^_^)

コツのイメージ写真

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