育て方のコツ

小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』#4『日当たり』編

Q:④「家庭菜園の場所って?屋内でもOK?」

パナプラス代表 小竹花絵
パナプラス代表
小竹花絵

「家庭菜園ってどこで育てるものなの?」「屋内でもいいのかな?」「ベランダの向きって関係あるの?」など、育てる場所についての質問をよくいただきます。

確かに育てる場所は重要で、場所を誤ってしまうと枯らしてしまうこともあるので要注意です。今回は「日当たり」をテーマに適切な場所をお伝えいたします。ぜひ最後までお読みください(^^)/

インタビュワーみみずくん

第一弾から第三弾では、「土・肥料・水」について教えていただきました。第四弾は「日当たり」がテーマです。そもそもの質問なのですが、例えば庭やベランダがないお宅の場合、屋内の窓際辺りでプランター菜園を行うというのはありでしょうか?

↓↓↓前回までのお話はこちらから↓↓↓
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』①『土』編 「家庭菜園の土はどれがいいの?」
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』②『肥料』編 「家庭菜園のオススメ肥料って?」
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』③『水』編 「水やりは浄水で?留守中の水やりは?」

それは無理かもですね。

そうなんですか!窓際なら何とかいけるだろうと思っていました。

観葉植物とは違うので、屋内では日光不足で育たないと思いますよ。

なるほど。では、何とか屋外で育てるようにしないとですね。

光合成(=光によって植物が水を分解して酸素を作り、デンプンなどを作ること)には光が必要なので。

そうなんですね。あとベランダで育てる際、ベランダの向きによっては午前の日当たりはいいけど、午後は日陰になってしまうだとか、またはその逆もあると思うのですが、それはどちらでも構わないのでしょうか?

光合成が行われる時間帯は、日の出から午前中がもっともピークでその後は少なくなってしまうんですよね。できれば一日中日当たりがいい場所に置いておく方がいいですが、午前か午後であれば午前の光が当たる方が望ましいと思います。午後だけだとちょっと足りない気がしますね。

光飽和点(=光の強度が上がると光合成の速度も上がり、ある強度に達すると飽和状態となり光合成の速度が上がらなくなる)というのがあるのですが、植物によってその光飽和点は違うんです。例えば葉っぱものは、光飽和点が比較的低かったり。お花の場合も夕方の光で間に合ったり、半日蔭でも大丈夫だったりします。一方、野菜は難しいし、それぞれの植物が求めている光の量を浴びられた方が、植物にとっては幸せかなと思います。

植物の幸せ…。そういう視点を忘れてしまっていました。でも、とても大切なことですね。

光が必要であるなら光を浴びられた方が幸せだもんね。皆さんもぜひ参考にしてみてください(^^)/

コツのイメージ写真

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