育て方のコツ

小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』#5『プランター』編

Q:⑤「家庭菜園でオススメのプランターって?」

パナプラス代表 小竹花絵
パナプラス代表
小竹花絵

ホームセンターに行くと色々なプランターが並んでいますよね。形から大きさまで様々で、「いったいどれを買ったらいいの?」と迷われている方もいるのではないでしょうか?反対に「どれでもいいのでは?」と思われている方もいるかもしれませんね。

実は、植物にはそれぞれ適切なプランターがあるのです。もし万が一合っていないプランターを使ってしまうと、植物が生育不良になってしまう可能性もあります。今回は、植物がよく育つプランターとは何かをお伝えしますので、よろしければ最後までお読みください。

インタビュワーみみずくん

第五弾はプランターについての質問です。

↓↓↓前回までのお話はこちらから↓↓↓
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』①『土』編 「家庭菜園の土はどれがいいの?」
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』②『肥料』編 「家庭菜園のオススメ肥料って?」
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』③『水』編 「水やりは浄水で?留守中の水やりは?」
小竹が答える!初心者の方向け『育て方のコツ』④『日当たり』編 「家庭菜園の場所って?屋内でもOK?」

「家庭菜園でオススメのプランターはありますか?」ということなんですが、いかがでしょうか?

プランターの大きさは重要です。野菜を育てる上では大きさは大きければ大きいほどいいと思います。オススメは、大きな観葉植物を入れる円形の鉢のようなものがイメージに近いですね。

それは結構大きいですね。

そうですね。例えば実が成る植物を一株植えるなら、それだけで土は15〜20リットル要ります。売っている土は、多分1袋で25リットルだと思うので一株でほぼ全部使う感じだね。

それは私が予想していたよりもはるかに量が多い...! 一株で一鉢使うんですね。

植物って一般的に土から伸びている高さと同じくらい、根っこの長さも深くなるんですよ。つまり約20cmの高さなら、根っこも20cm深くなるので。お花はまた別なんですけどね。実がなる植物はそういう感じだと考えていただいて大丈夫だと思います。

植物にとって必要な広さのイメージがわいてきました。

やっぱりプランターが大きければ大きいほど、植物本来の力が出るんですよ。例えば人間で言うとすると、足湯をイメージしてみてください。狭い足湯ってくつろげないじゃないですか(笑)それと一緒です。

あー確かに!(笑)それはわかりやすいです。狭いとせっかく浸かろうとしても、隣の人と足が当たっちゃいそうで窮屈ですもんね。

そうそう。他にもプランターの置き場について、例えば「隣同士がくっつくような形で並べてもいいですか?」という質問をされることがあるんですけど、そういうときはよく「『満員電車』と『ゆとりのある電車』、自分だったらどちらが居心地いいですか?」というお話をさせていただくんですね。

それは…『ゆとりのある電車』がいいですね。

であれば、プランター同士もぴったりと並べるよりは、伸び伸び育つように距離を持たせるというのがいいと思いませんか?「自分が植物だったら」ということを考えながらやってみるのが大事なんじゃないかなと思います。

「自分が植物だったら」ですか、なるほど。そういう視点をもって想像力を働かせることがとても大切ですね。人と人や、人と動物との関わりにも同じことが言えますし、とくに植物は喋らない分、こちらの感じ取る能力が必要になりますね。

そうですね。ぜひ皆さんも今回のお話が参考になりましたら、広さも深さも充分にゆとりのあるプランターをご用意いただければと思います。土も多く用意してくださいね。

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